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紫禁城と私

 


紫禁城入り口。天安門。団体観光客と、なぜか、中にも入らず、ただ、いる、地元の人たちがにぎわう。春先の乾いた空気の中、ものすごく大陸的な雰囲気が漂う。外国人観光客も多く写真取りまくってたりする。治安も良い。こっちがわはね。
まさに入らんとす。拡大図。
私はこういう、何でもないが人があまり取ってくれない、それでいて気になる何気ないそういう、一瞬が好きなのだ。そういう写真はあとで写真を見ていつでもそこに戻れるような気がして好きなのだ。しかしながら、シャッター切ると「なんだこいつ」みたいな視線をよこす中国の方々は多いです。大丈夫です。日本でも一緒です。俺が変態なんです。
紫禁城内部。紫禁城前半はいくつか門をくぐって進むタマネギ状構造になっており、門をくぐるたびに多くの映画で見たような本物の景色が広がりひたすら感動する。一言で表すなら、すごく大きいんだもの!なお、地面のタイルは晶質石灰岩だ。堂々と握り拳大をサンプリングして日本まで持ち帰り、今でも写真立ての脇に飾ってあったりする事は決してないので俺は大丈夫なのだ。
良く映画に出てくる、あの偉い、謁見とかするところ。四方が開けていて、超豪華なあずまや状態となっている。引っ捕らえられて許しを乞う場と言うよりは完全な挨拶や儀礼の場の雰囲気だった。いや実際そういう場だったんでしょうけれども。当日は風が強くおそれ多くも砂埃がこの中を激しく舞っていた。

紫禁城内部は大改装中でかなりの部分が踏めない様になっている。晶質石灰岩のタイルの下はただの地面となっており、タイル自体を何度も張り替えてきているらしいことが分かった。にしてもすごい砂埃。現場監督(カメラ)の防水性を物ともせずフィルムのとこにまで砂が入ってくる。

その昔皇帝一人だけが踏んで進むことが出来たとか言われる中央の彫刻坂。観光客ももちろん踏めない。
何処だったかの後ろの紫禁城内で最も大きい彫刻坂の彫刻の所。きれいな晶質石灰岩でできている。なお、新鮮面は不純物無しで見事なまでに純白色だ。彫刻の一部を堂々と2cm大をサンプリングして日本まで持ち帰り、薄情にも誰かにおみやげとしてあげちゃったと言ったようなことは絶対にありえないので大丈夫だ。

 

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