第二章
北京発ウランバートル経由シベリア行き
車内はだんだんとげろげろ
1.北京駅 2日の滞在後、ようやくモスクワ行きの国際列車が出る日が来た。朝730発。チケットを受け取る何とか旅行社で、週に一本なので乗り遅れるなといわれていたので緊張して前日は逆に眠れなかった。話によれば時々乗り遅れた日本人が泣きついてくるらしい。。ホテルのある西単地区から北京駅までは地下鉄一本でつながっている。ちなみにこのときは1回3元乗り放題だった。北京駅に着くと入り口になぜか手荷物X線検査マシーンがあり、なぜだかわからないので無視して中に入って近くの駅員?に変な顔されたがほかの人たちは全員通していたようだ(見てるだけでなくて何か言ってくれよ・・・)。中央のエントランスのさらに奥に国際列車の待合エリアらしきところがあり、白人等それらしい人々が並んでいる。とりあえずそこによく解らないが並ぶ。しばらくたつが何も変化はない。駅員を捕まえチケットを見せ、ここでいいのか聞くとさすがうまーいロシア語の御発音で「違うこっちだ来い。」と手招きする。やり取りを見ていた白人を含む周囲の列の人たちも数人着いてきて駅員の行くほうへ行くとようやく本当の待合室にたどり着いた。売店でジュースなど買い、残りの元を減らす。そして乗客ががやがやしだしていよいよホームが開く。さあ次の町はロシアのウラン・ウデだ。 |
||
|
出発。なんかこの雰囲気、いいのです。
|
2. 車内の様子 いよいよ乗り込む。北京発といえど、その先はシベリア鉄道になってしまっている。車内の基本的な構造や調度品などはシベリア鉄道とあまり変わりはない。2等コンパートメントはよくある4人タイプでロシア号とまったく同じつくりだ。ただしこちらのほうがやや質感が高い。テーブルにクロスがかかり、カーテンには模様がついた布が使用されており、湯飲みが4人分用意されていること、そうだそしてなんと言ってもトイレに紙がある。やはり各車両に一人づついる車掌さんはロシアと違って全員男性で、モスクワまで交代はない。 |
3. 車内の基本的な生活 コンパートメントに乗り込んだときにはまだ同室の人たちはおらず、どんな人たちなんだろう。。中国人なんだろうなそしてまた言葉が通じないんだろうなとか思っていると、入ってきたのは放浪中のスウェーデン人若者(しかし医者)と、カナダから来た世界一周挑戦中の初老の夫婦だった。てことは、英語で喋れる。ようやく人とコミュニケーションがとれるようになりとてもうれしかった。自己紹介などをしていると、どうやらこの人たちも北京では言葉がまったくわからず困っていたようだった。車掌が記念品の手帳と食事のクーポン(昼食と夕食)を持ってくる。なんと食事まで付いているとは。 |
||||
スウェーデンのお医者さん。お名前失念。
後ろにいるのは、酔いつぶさせたモンゴルお姉さん。 犯人、この医者。直後堂々とはじめようとする。 何をって。。。 |
||||
サービスの乗車記念の手帳と、お食事券。
てことは食堂車がデフォルトで機能している!!! |
4. 中国国内の風景 3号列車の路線は北京近郊のちょっと町っぽいとこををぬけると、しばらく国道沿いのような移動区間となり、緑もあるのだがだんだんとそれがなくなってきて、いよいよ万里の長城が見えてくる。これが見たかったんだ。グレート・ウォール。人生のノルマのひとつが達成された。万里の長城は実際は何列にもなっていて、どこからが蒙古だったのかについては曖昧だった様だ。なお、城壁も整備されていて観光客が来るようなのもあれば、むっかーしからほったらかしのもあるようだった。 |
|
万里の長城。これを超えれば、まだ中国だけど、蒙古だ。
|
|
中国の北のほうのゴーストタウン。
この辺に住む人たちは水などはどうしているんでしょう。 |
5. うわさの工場、そしてモンゴル入国! 気が付くと、自分の席で寝ていた。とりあえず、夜だ。とりあえず、酔っ払っている。列車は止まっている。部屋は、誰もいない。列車はいつの間にか国境駅の二連に到着していたのだ。ここで列車は台車を交換され広軌対応になる。lあっそういや全員下ろされて両替とかできて面白い町だっけ俺も降りなきゃと思い出したはいいが自分の車両はすでに謎の工場の中で→ |
||
|
逃げ遅れた。台車交換中の隣の車両。カシャ。 |
6. ウランバートル。乗客入れ替え。内臓。 やがて夜が明け、風景はモンゴルの草原だけとなる。はるか遠くに時々山みたいのが見えるが、基本的にどこまでも平らである。
|
||
ウランバートル遠景。
ほんとに何もないところに突然町がある。 |
||
ウランバートル駅。商売人がとにかく多い。
|
以下、書いて中。